トルコでの防災について
日本同様、トルコも多くの活断層を抱えています。いざという時に慌てないように日頃から備えましょう。
備えその①:最寄りの避難所を把握する
大きな地震が発生した場合に安全に避難ができる場所として、トルコ国内には2864箇所の一時避難所、緊急集合場(Acil Toplanma Alanı, Acil Toplanma Yeri)が指定されています。
震災時は携帯電話が使用できない状況になる可能性があり、自宅外に避難をしたあと家族と連絡が取れないかもしれません。お互いがどこにいるか分からない・・・という状態は大きなパニックを生みます。
そのような事態にならないよう、前もって自宅や勤務先等最寄りの一時避難所を確認し、いざという時に身を寄せる避難所をあらかじめ決定した上で家族・職場でシェアしておくことをお勧めします。
特に家族で赴任されている場合は前もって家族で確認しておくことで、普段から震災に対する不安を軽減することができますのでぜひ行ってください。
最寄りの一時避難所は以下URLから確認することができます。確認したい地域の住所を選択してください。
災害緊急事態管理局・災害緊急避難所検索システム
https://www.turkiye.gov.tr/afet-ve-acil-durum-yonetimi-acil-toplanma-alani-sorgulama?bolge=Secimi
クリックすると以下の画面になります。選択した地域の避難所がリストと地図上で表示されます。近くにある他の避難所を確認したいときは地図上をクリックすると最寄りの避難所が表示されます。
★ 前もって避難所を訪れ、その大きさや自宅などからの距離・ルートの安全性(道幅が広い、周囲にガラス張りの建物・ブロック塀が少ない、崖や谷がないなど)を確認し、最適な避難所を選びましょう。またルートは万一道が通れない状態に備え2パターン以上考えておくと安心です。
★ 集合住宅(サルコナックラル、タワマン等)にお住まいの場合は管理局にて独自の対策を持つ可能性があるので事前に確認しておきましょう。邦人が多い集合住宅の場合はあらかじめ相談し皆で一つの避難所に集まるのも良いかもしれません。
★ 上記ウェブサイトに記載されている避難所はのちに仮設避難所が整備されるまでの間、パニックを防ぎ正しい情報交換を確保するため指定された、危険な地帯から離れた安全な場所を指します。地震の被害状況によっては政府からの迅速な仮設避難所整備や配給品等の支給は望めないと思われるため、各自非常用持ち出しバッグ等の持参が必要です。また避難所は屋外であるため、季節によって防寒・暑さ対策が必要となります。
★ 避難所が馴染みのないエリアにある場合は携帯電話のGoogle Mapアプリでオフラインマップを用意しておくと便利です(選択した地域の地図を前もってダウンロードし、通信不可の場合でもマップが使用可能)。
使い方:https://support.google.com/maps/answer/6291838?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DAndroid
*** その他便利なアプリ:AFAD Acil Çağrı(トルコ内務省AFAD提供の公式災害対策アプリ)***
- ワンタップで112へ緊急通報(インターネット経由で通話可能)
- 現在地から最寄りの避難場所(Toplanma Alanı)を地図で表示
- 災害時に設置される最寄りの仮設病院、仮設薬局、仮設マーケット、食料配給所等を地図で表示
- 災害時の教育動画・ガイドの閲覧
- 位置情報を使った救助要請(SMS/データ通信)
- 通信障害時でもメッセージ送信が可能な仕組みあり
Android(Google Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=tr.gov.icisleri.afad(play.google.com in Bing)
iPhone(App Store)
https://apps.apple.com/tr/app/afad-acil-%C3%A7a%C4%9Fr%C4%B1/id1579326930
備えその②:非常用持ち出しバッグ・備蓄品について
大きな震災直後は自治体などにも余裕がなく、すぐに配給品や仮設住宅は用意されない可能性が高いと思われるため、備蓄品の入った非常用持ち出しバッグを持参した方が安心です。以下のリストを参考に準備をしておきましょう。
ただし、これはあくまでも参考ですので、必要なものは足すなどし、自分にあった準備をしてください。
また普段から小さな懐中電灯やホイッスルをキーホルダーに付けておくと外出時も安心です。トルコでは停電も多いため、懐中電灯は付けておくと震災時以外でも役にたちます。
※ 持ち出し用リュックは小さなお子さんを除き家族がそれぞれ自分にあった内容のものを1つずつ用意しましょう。地震発生時は自分の分を持って避難します。重くなりすぎないように注意しましょう。リュックの大きさは女性なら40リットル以上、男性なら50リットル以上が目安です。
※ お子さんがいる場合は不安軽減や気を紛らわせるため、トランプなどコンパクトで電気不要な娯楽グッズ・おもちゃを入れておくのもおすすめです。

★ 食品、トイレットペーパー、乾電池など普段から使うものは常に多めにストックしておき、使ったら買い足すというローリングストックをしておきましょう。また賞味期限のあるものには注意をし、切れる前に消費・追加を心がけてください。
★ 地震発生後などはスーパーで買い占めが起こり、店舗に商品が補充される見通しも立たないことがあります。常日頃から非常事態に備え、いざという時に慌てない様にしましょう。
★ 停電でクレジットカードやATMが使えない可能性もありますので自宅にある程度の現金があると安心です。
震災に対する備えはいざという時に役に立つだけでなく、平常時の震災に対する不安も軽減させます。インターネットでは多くの情報を日本語で得られますので、ご自身や家族の安心を守るため、きちんと調べて備えておきましょう。